清水屋のところてん
清水屋は今から二百余年前、江戸時代(明和元年)にこの地で創業いたしました。
以来ところてん茶屋として地域の皆様に親しまれ、愛され続ける為に、日々「味・技・心」を磨いております。
や そ ば八十八の清水由来
今からおよそ一九〇〇年前、景行天皇の御代「悪魚退治」という伝説が残っています。悪魚の毒にあてられた日本武尊と八十八名の兵士は、神童の捧げたやそばの水によって蘇生したと伝えられています。それ以来、この湧泉は、「八十八(やそば)の清水」と呼ばれるようになりました。
ところてん心太茶屋のはじまり
今から二百余年前、江戸時代にさかのぼります。この地には伝説に由来する霊水が湧いており、そしてすぐ近くにまで迫っている瀬戸内海の恵みと合わせて、自然にところてん造りがはじまりました。また街道沿いに位置し、四国八十八ヶ所の霊場も近くにあり休憩所として、夏には避暑地として、地域の方々や旅行く人に必要とされる場所でもありました。
日本伝統食「ところてん」
ところてんは海藻の天草(テングサ)を煮溶かして作られます。歴史は古く仏教伝来の頃、中国から伝わったといわれています。当時は「心太」と書いて「ココロブト」と言い、時代の移り変わりとともに「ココロテイ」「トコロテン」と呼び名をかえていきました。江戸時代になると夏の暑い日にところ天売りが盛んになり、ツルっと喉ごしよく見た目も涼しげなことから「夏の涼味」として定着していきました。現代では夏の風物詩として清涼感ある贈り物として好まれ、また天草(テングサ)に含まれる海のミネラル分や食物繊維は、ダイエットや健康志向にマッチしています。
素材の良さは美味しさに繋がる
私ども清水屋では海女さんが春採りした良質な天草を太陽に晒して、受け継ぐ昔ながらの製法で一つ一つ丹精込めてところてんを造り続けています。希少で高級な天草は上質な粘りが特徴で、つややかな若草色とほのかな磯の香りが楽しめる海の恵みそのものです。海と太陽と人の手で育んだ味を心ゆくまでお楽しみください。
国産天草100%(春摘み一番草使用)
春摘み一番草とは、数に限りのある高級品とされ、上質な粘りが特徴です。
清水屋の素材選びは、職人自らが目と舌で吟味。国産のみの使用にこだわります。伊豆半島と四国の海の恵みを贅沢に味わっていただけます。
受け継ぐ伝統の技
創業時から変わらない、昔ながらの手法と長年培ってきた「勘」を大切にします。現代に於いても決して機械力に頼らず、職人が一つ一つ丹精込めて仕上げています。
清水屋の想い
豊かな食生活と元気をお届けすること。
古くから人は、食べ物から移り行く季節を感じてきました。
ところてんもその一つで夏の風物詩とされています。
地域の食文化によって色々な味付けがあり、おやつになったりおかずに
なったりと食の可能性は無限大です。この伝統ある食べ物の歴史や文化を
伝えながら、人と人の気持ちや想いを結びつけて行きたいと考えています。
Kiyomizuya Yasoba tokoroten
Tokoroten is a jelly noodle dish.
Our Tokoroten is made from high-quality Tengusa seaweed in a tradition passed down for generations.
Kiyomizuya has been family-owned and operated since the Edo period.